保険金受取人の設定方法に注意しましょう

「妻と長男と次男に均等に500万円ずつ渡したいから、3人を受取人とした1,500万円の生命保険に1つ入っているんですよ。」

間違ってはいません。ただ、場合によってはトラブルになる可能性を秘めています。

なぜか。1つの生命保険で受取人を3人にした場合、例外はありますが基本的には生命保険会社が丁寧に3人の口座にそれぞれ保険金を振り込む事はありません。保険会社は「代表受取人」にまとめて保険金を渡します。そこから先は、受取人同士のやり取りなんです。仲良し家族であれば、お金の受け渡しはスムーズかもしれませんが・・・ここから先は想像できますよね?

これを防ぐためにも、妻を受取人とした生命保険に500万円、長男を受取人とした生命保険に500万円、次男を受取人とした生命保険に500万円、といった具体に3つ別々に入る事を考えてみましょう。一見、面倒かもしれませんが、この方法だと各受取人がそれぞれ保険会社とやり取りをして、それぞれの口座に振り込まれることになります。

既に加入中の保険をわざわざ解約して入りなおす必要はありませんが、これから加入を検討されている方は、受取人の設定に注意が必要です。